ハサミでMicro SIMカードをカットしてNano SIMカードとして扱う
最近のスマートフォンのSIMカードの規格はNanoSIMが使われることが増えてきましたが、一昔前のスマートフォンは一回りサイズの大きいMicro SIMカードが使われています。これまで使っていたLGのNexus5はMicro SIMカードが採用されていますが、今回私が購入したHuaweiのP9ではNano SIMカードが採用されています。
アダプタを使ってNano SIMカードをMicroSIMカードに変換することはできますが、その逆のMicroSIMカードをNanoSIMカードに変換することはできません。
多くのキャリアはSIMカードのサイズを手数料を支払うことで変更することができますが、契約によってはサイズの変更を受け付けていない場合があります。
私が契約しているY!mobileでは、SIMカードのサイズ変更は機種変更の扱いになってしまうので違約金なしにサイズ変更をすることができません。
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しがたって、現在使用しているNanoSIMカードをMicroSIMカードで使うには、Micro SIMカードをNano SIMカードに加工する必要があります。
MicroSIMカードをNanoSIMカードにダウンサイズする
MicroSIMをNanoSIMとして使うための方法は主に2つあります。
専用のSIMカッターでカットする方法は、以下のようなツールを購入してSIMカードをカットします。

Ciscle SIMパンチ Sim/Micro/Nano 両方対応SIMカッター Sim nanoSIM microSIM cutter (ブロンズ)
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SIMカッターは紙をパンチするように簡単にSIMカードをカットすることができますが、品質のバラツキがあるためかAmazonのレビューでは失敗の報告がいくつかあげられています。
また多くの人はSIMカードを頻繁にカットすが、1枚のSIMをカットするために専用のツールを買うのはもったいないような気がしてしまいます。*1
というわけで、今回はハサミでMicroSIMカードをNanoSIMカードに変換したいと思います。
ハサミを使ってMicroSIMカードをNanoSIMカードに変換する
まずSIMカードをカットするための型紙を以下のサイトのnanosima4.pdf
というファイルからダウンロードして、A4サイズで印刷します。
型紙には以下のものが必要とされているので用意します。
- 定規
- セロテープ
- ハサミ(よく切れるもの)
- ヤスリ
- サインペン
ヤスリに関しては爪切りについているもので十分だと思います。
まず型紙にSIMカードをセロテープで貼り付けます。
次にサインペンで型紙のラインにそって線を引きます。
あとは線にそってSIMを切っていくだけです。じわじわと切っていくとSIMカードが傷んでしまう原因となるので、思い切ってハサミを入れましょう。また小さめに切ると取り返しがつきませんが、大きめに切ればあとでヤスリで整形することができるので、自信がなければ少し大きめに切るほうが良いと思います。
最後に切り終わったSIMカードをヤスリで整形します。私はカットしたSIMカードがちょうどよいサイズになったので、この工程は省きました。
少し切り口が歪んでしまいましたが、スマートフォンのSIMスロットにぴったりと収まり、SIMカードを認識することができました。
*1:少なくとも私は一度使ったらもう使うことはないと思います。