drilldripper’s blog

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初心者が将棋を楽しく続けるためのロードマップ

将棋初心者がどうしたら将棋を続けられるか、という問題が話題になっていました。

将棋ド初心者にどうすれば将棋を続けて貰えるか問題 - 誰かの場所の複数

私の周りでも将棋を始める人が増えていますが、長続きせずにやめてしまう人が多いです。もっと将棋を続けてくれる人が増えるといいなーと思うので、私の考えを書いておこうと思います。

私の将棋の実力

元記事で将棋倶楽部24と将棋ウォーズを基準に実力を述べているので、言及しておきます。私は将棋倶楽部24では初段で、将棋ウォーズでは2段のあたりをうろうろしています。そんなに強くはないですが、それなりの時間と情熱を注ぎましたというレベルです。

ロードマップ

ハム将棋に勝てない段階でネット将棋に手をだすと負け続けることが予想されるため、モチベーションを失ってしまします。というわけで、まずハム将棋に勝つことを目標として、安定して勝てるようになってからネット将棋にデビューするのが良いと思います。

以下に示すロードマップは、効率的に強くなるにはどうすればよいかを私が考えたものです。

1. 戦法と囲いの組み合わせを一つ覚える

初心者の間は戦法と囲いを一つ決めて指すといいと思います。「棒銀 + 矢倉」や「四間飛車+ 美濃囲い」などがわかりやすい戦法です。

将棋チェスネット:千鳥銀の戦法図鑑 Flash

このサイトは戦法の概要が大量にまとめられています。駒を動かすこともできるので、符号が読むのが大変な初心者でも使いやすいと思います。

個人的に棒銀は狙いがわかりやすいのでおすすめです。

【戦法図鑑】7 棒銀戦法(相掛り型)

囲いについては以下のサイトを見るといいと思います。

将棋の囲い一覧 | 将棋研究

ちなみに穴熊囲いが強い、という話を聞いたことがあるかもしれませんが、初心者の間ははおすすめできません。穴熊囲いは本来攻めに使うはずの駒を守りに使うため、攻撃の構想を立てることが難しくなります。よく考えてささないと一方的に攻められて終わってしまうので、違う囲いから始めるのがよいと思います。

2. 簡単な詰将棋を解く

3手ぐらいの簡単な詰将棋を解いてみましょう。インターネットで検索して出て来るもので十分です。

初級詰将棋

詰将棋を解くと頭の中で駒が動かせるようになり、うっかりミスを減らすことができます。また王様が詰む形にはパターンがあるので、よくある形を覚えておくと良いでしょう。

3. ハム将棋と何度も戦う

ハム将棋はこちらが手を変えない限り、同じ手順を再現してきます。なので一度失敗した手順を避けて手を改善していくことで、ハム将棋攻略の糸口が見えてくると思います。

4. コンピュータ将棋で棋譜を解析する

将棋倶楽部24や将棋ウォーズでは、棋譜(指しての手順を示したもの)を取得することができます。この棋譜をコンピュータに読み込ませて解析することで、手の良し悪しを判定することができます。

おすすめのソフトはshogiguiです。GUIが直感的でとても使いやすいソフトです。Windows版、iPhone版、Android版が提供、無料で利用することができます。

ShogiGUI

5. 本を読む

インターネットだけでも将棋の情報を集めることができますが、やはり本は体系的にまとまっているため勉強しやすいです。もし将棋を継続しようと考えているのなら、購入を検討すると良いでしょう。以下におすすめの本のリンクを貼っておきます。

四間飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋塾)

四間飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋塾)

将棋の基礎がつまった戦法、四間飛車をわかりやすく学ぶことができる本です。「指しこなす本」シリーズは一問一答形式になっており、将棋盤を用意する必要がないので、気軽に読むことができます。

3手詰ハンドブック

3手詰ハンドブック

タイトルの通り3手の詰将棋がたくさん載っている本です。ハンドブックシリーズは良問が多いことで有名で、実践に役立つ問題がたくさん含まれています。

寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)

寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)

詰将棋を解けるようにはなったけど、そもそも相手の王様を追い詰められないから詰将棋が役立たないんだけど?」という人が読む本です。上記二冊よりは難易度が高いですが、学習効果は非常に高いです。

駒落ちは効率的な上達法か?

元記事では駒落ちの是非について問われていました。駒落ちが将棋の上達に役立つか、というのは意見が分かれる問題だと思います。私が今まで見聞きした意見をまとめると、以下のような感じになると思います。

駒落ち効率的な上達法派だ

駒落ちは駒の効率的な動かし方を理解する上で役に立ちます。代表的な飛車角落ちの定跡として、銀多伝定跡二歩突っ切り定跡があります。これらの定跡は非常に洗練されていて、定跡を学ぶことによって金や銀を効率的に動かすコツが分かります。また駒の落とす数が徐々に減っていくことで、上達を感じることができます。

駒落ちは非効率的な上達法だ

駒落ちで学んだことは平手の将棋に活かしにくいです。駒落ちの定跡は平手の勝負では出現しませんし、玉の囲いも通常とは異なります。将棋はただでさえ最初に覚えることが多いのに、いちいち駒落ちの定跡を覚えていたら、平手の定跡を覚えることに時間をかけられないので、上達が遅れます。

個人的には駒落ちはあまり好きではありません。平手で使わない定跡を覚えるのは負担に感じてしまいます。また私は飛車角を落として負けると、いくら相手が自分より強くてもモチベーションが下がってしまいます。ネット将棋ではレーティングシステムのおかげで自分と近い実力の人と勝負ができるようになったので、あえて駒落ちをやる必要はないと私は考えています。

そもそも、駒落ちってハンデとしてどうなんですかね?盤上に最初から駒が足りていないわけで、大駒を取られたりしたら、戦力が簡単に逆転してしまうので、駒ボロボロ取られて嫌な思いをし続けるだけな気がします。

将棋ド初心者にどうすれば将棋を続けて貰えるか問題 - 誰かの場所の複数

まったくそのとおりだと思います。

終わりに

ロードマップと題して偉そうにいろいろ書きましたが、基本的に自分の好きなようにやればいいと思います。いろいろな戦法が試したいのであれば、一つの戦法に固定することをこだわる必要もないですし、対人戦から始めるのもいいと思います。面白い、と思って将棋を続けてくれる人が増えるといいですね。